発酵床レポート！ 最終話

コラム一覧に戻る

2013年4月16日

「発酵床友の会！」

　さて、このコラムも今回が最終回となりました。振り返ってみると発酵床について何だかうまく伝えられたような、そうでないような（どっちやねん！）複雑な心境です。

　発酵床に関しては、まだまだ未知な部分が多く、手探り状態で管理されている方が多いようです。

　私の知る限りでは、発酵床の現場で同じやり方をしているところは１件もありません。皆さん、それぞれ農場に合ったやり方を選択しているようです。

　ここ何年かの間で、「牛にとって良い環境をつくりたい」との考えから、発酵床牛舎を新築される方が増えているように感じます。

　そこで、３年前にある考えが浮かびました。

　「発酵床で同じ現場はないと言えども、同じような悩みを抱えたり、様々な失敗を経験しているはず・・・・。一堂に会せば、より良いものが生まれ進化したり、新しく始める方にとっても参考になるのでは？」

　気が付けば、勝手に発酵床研究会（友の会）を立ち上げていました。

　年に一回のペースで参加人数は２０名前後で、現場視察、勉強会、懇親会を行い、情報交換や交流をして、より良い発酵床の管理に役立てておられます。

　その研究会も次回で５回目となり、道内各地で開催しております。ちなみに次回は来月、５月３０日（木）に日高町で現場視察、札幌で懇親会をする予定です。

　もし、興味のある方など参加希望の場合は、植田（アース技研：０１５５－４５－４１８１）までご連絡頂ければ幸いです。皆さん、熱心で前向きな方ばかりですよ～！

　今回のコラムでは、牛の健康増進に役立つことの手段の一つとして、「発酵床」のお話をいたしましたが、現場の方々に少しでもお役に立てれば幸いです。

　お付き合い頂きまして誠にありがとうございました！ 感謝、感謝です！！

おわり

株式会社アース技研　植田 秋良