ようやく宮崎の口蹄疫が終息しそうな雰囲気です。って書いたばかりのところへ宮崎市の疑い例が飛び込んできました。はぁー、って力が抜けました。でも気を引き締めなければ!
心配なのは、宮崎は鹿児島と並んで台風県なので、大雨による埋却地からの汚染流出です。
今回の口蹄疫の発生と各地の終息を見ていると、効果的なのは、やはり早期の(拡散しないうちの)殺処分と、今回は出来ませんでしたが、焼却処分だと思います。
いろいろな方が焼却は難しいと仰っていますが、早期であれば頭数は限られていますし、焼却臭の問題にしても、焼き肉のにおいと死体の腐敗臭のどちらが好ましいか?といえば、現在の埋却地周辺の悪臭問題を見れば明らかでしょう。焼却の方が臭気の漂う時間も短いはずです。
また、口蹄疫だけでなく、海外から牛疫や牛肺疫などの人畜共通感染症が侵入したときのためにも、「各省庁を直接動かすことが出来る専門家(OIEのいう主席獣医官)」と、指揮・命令系統がしっかりし、短いブリーフィング(説明会)で自分の役割を認識できる組織(僕は、そういう訓練を受けているという点からも自衛隊が適任だと思うのですが)を整備しておくことが必要だと思います。
それから、今回の補償の範囲はどこまでなのでしょうか?農家さんが一次被害者とすると、現地の飼料販売店や獣医師、受精卵移植師・受精師、牛豚専門の運送業者、などは2次被害者、さらに大阪や東京で倒産していると聞くお肉屋さんも被害者でしょうし、もっと言えば、お肉の消費が減少し価格も下落して、全国の畜産農家さんも被害を受けています。まだ、どこまでをどのように救済すればよいのか解りませんが、子供手当分くらいの財源があれば、少なくとも子供手当よりは我が国の将来に有効に機能するのではないかと思います。(児童虐待の親、パチンコで子供を車上死させるような親にも渡るのは、ただのばらまき選挙対策でしょう。みなさん、目先の金で釣られてはなりません!)
いずれにせよ、早期に終息させる体制を持っていれば、そのような問題もなくなるのですが。