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松本大策のコラム
「草地を見てみると・・・」

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2009年3月30日

　みなさん、ずいぶん春めいてきましたね。冬の間眠ったようになっていた飼料畑も土壌菌やミミズなどが動きはじめ、また新しい作物を育てる準備をしています。
　みなさんも土を起こしたり堆肥を入れたり、と忙しくなると思います。せっかくの新しい芽生えの準備ですから、少しだけ気配りをしてあげましょう。ちょっとしたことで畑が生まれ変わって行きます。そうしたら、粗飼料の品質も変わってきます。そうなると、それを食べた牛さんの体調も変わってきて繁殖成績や子牛の発育もどんどん良くなって来るのです。
　写真を見てなにか気づかれましたか？草丈がバラバラでしょ？青々として背の高い草もあれば、黄色がかって草丈の低いところもあります。これは堆肥の撒き片が一様でなかったために起こります。こんなふうに目の前の景色に注意しておくことも農業という自然科学では大切なことです。
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