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加地永理奈のコラム
薬品の遮光に注意

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2026年10月14日

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あらかじめ薬を吸引してあるシリンジが、農場の薬品庫に一時保管されていたのですが、隙間から差し込む日光に当たってしまっていました。
特に黄色い注射薬の方はビタミン剤です。ビタミン剤は光の影響を受けやすく、光に当たることで成分が分解され、効果が低下してしまいます。

室内に保管していれば安心とは限らず、季節によって太陽の高さが変わると、普段は日が差し込まない場所にも光が届くことがあるので、注意が必要ですね。

今回の農場の薬品庫には冷蔵庫もあったので、対策として次からは冷蔵庫内に保管していただくことにしました。
冷蔵庫保管の利点としては、しっかり遮光できることに加えて、雪が降るような地域では外気温よりも高い温度で凍らずに保管することができます。
ただし冷えたビタミン剤は、固くなって注射痕も作りやすくなります。
また冷えた薬液の多量投与は体温低下を起こしたり、かえって牛に悪影響を及ぼしたりする可能性もあるため、お湯か手で人肌に温めてから使用すると良いです。

遠隔診療用の薬剤備蓄が保険適用になったため、今後は農場内で薬品を保管していくケースが増えていくと思います。
薬剤によって適切な保存環境や温度は異なり、保存状況によって品質が損なわれるものもあります。
使用する薬剤の添付文書を確認したり、保管場所について獣医師としっかり確認したりして、それぞれに適した方法で保管することが大切です。

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