2026年9月10日 *********************************************************** その答えのひとつにDFA Ⅲという成分があります。 この成分は、チコリーというなんともかわいらしい植物の根っこに含まれる「イヌリン」(またしてもかわいらしい名前)から抽出されたオリゴ糖で、ダイフラクトースアンヒドライド(Di Fructose Anhydride)と呼ばれています。名前にかわいさはありませんでした(笑)。 このオリゴ糖は他の糖類と比べて難消化性であり、ルーメンを突破して十二指腸まで到達することができます。無数の繊維分解菌がひしめくルーメンを突破できるとは驚愕です。また、その難消化性のために腸内細菌に利用されることもなく、腸内環境に影響がほとんどありません。 そして、このオリゴ糖が極めて特殊なのは、腸管のタイトジャンクションという細胞間に存在する特殊な結合部分を緩め、カルシウムの吸収経路を広げる作用が報告されているという点にあります。 その作用により、腸管からのカルシウムの吸収量を増やす効果があるとされています。また、カルシウムだけでなく、移行抗体の吸収率を上げることも報告されており、初乳給与の前もしくは初乳と同時に給与することで子牛の血中IgG濃度がより高まることが報告されています。 もちろん、アシドーシスや下痢を起こすことなく腸粘膜を健康な状態に保つことは不可欠ですが、添加しているカルシウムをより効率よく吸収してもらうために、こうした添加剤を試してみるのもよいかもしれません。
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