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骨折の整復

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2026年8月17日

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 気を付けていても、何かの拍子に起こってしまうのが「外傷・不慮の事故」というやつで、その中でも結構多くみられるのが「骨折」です。
 骨折の整復は、最も一般的な処置はギプスによる外固定です。大学では、手術によってピン(丈夫な針金みたいなもの)やプレートとネジによる固定なども教わるのですが、じっさい大動物の現場では、ギプス固定がほとんどです。(あごの骨の骨折とかの場合は、ピンニング固定という方法も取りますが、ま、めったにやりません。)もちろん、大学病院に入院させていただければ、エックス線やCTなども使いながら、きれいなオペをしていただけるケースもあり、シェパードでも何度かお世話になっています。しかしながら、現場の大動物獣医師の場合は、ギプス固定が大半ですので、今回はそのお話しです。

最近では、農場でもギプスを用意してあって、ご自身でギプス固定なさる方もいらっしゃいます(一応獣医さんに連絡して、その指示に基づいたという形をとりましょうね。法的にいろいろ面倒ですから。)よね。迅速に正しい固定をしてあげるというのは大変良いことですので、正しい固定の方法を知っておきましょう。

まず大切なことは、骨折した部位を解剖学的に正しい位置にする。ということです。難しく考えなくてもいいので、折れてなきゃこの形だよね、という位置にして固定する、ということです。当たり前みたいですが、実際現場を見て回ると、爪の先の方向がずれていたり、ということも結構あるんです。

次に、とても重要なのが、「折れた部分の両側の関節を含めて固定する」ということです。これができていないケースはかなり見かけますし、そうなるとなかなか骨折部位もつながりにくくなります。


これは大変重要なので、しっかり頭に入れておきましょう。

この観点からいうと、簡単に整復できるのは、牛さんでは前足では中手骨、後肢では中足骨までです。牛さんをよく見てみてください。肘関節やひざ関節はヒトと違い胴体にくっついているために、この関節まできっちり巻き込んで固定するのは難しいんです。僕たちは立場上やりますけど、本当に難しいと毎回感じています。

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