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牛の療養食 腎不全編② |
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2026年7月24日
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前回のコラムに引き続き、腎不全の牛の治療時のエサについてです。
②エネルギー不足を防ぐ
食欲が低下すると十分なエネルギーを摂取できず、体は筋肉や脂肪を分解して不足分を補います。この状態が続くと栄養状態が悪化し、病気からの回復も遅れやすくなります。
十分なエネルギーを確保するために、トウモロコシなどの穀類や、穀類を多く含む配合飼料などの増量を検討します。脂肪酸カルシウムなどの添加剤も有効です。ただし穀類を増量する際には、ルーメンアシドーシスに注意です。

③タンパク質は不足させず、与えすぎない
腎不全というと、「低タンパク質」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。しかし実際には、人や猫ではタンパク質を極端に制限するのではなく、過剰な給与は避けながら必要量を確保することが重要と考えられています。
牛では十分な報告はありませんが、人や猫と同様に必要以上のタンパク質給与は避けるようにしています。具体的には大豆粕などのタンパク源や、タンパク源を多く含む飼料が給与されている場合は給与量の調整を検討します。

腎不全では、まず原因となる病気を治療することが最も重要です。しかし腎臓自体の機能が低下してしまっている場合、治療への反応が乏しいことも珍しくありません。そういった場合には治療と併せて、エサの調整を行うことが全身状態の維持を考えるうえで重要なポイントだと考えています。
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