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加地永理奈のコラム
妊娠牛のOPU

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2026年5月27日

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OPUの魅力の一つとして、妊娠牛でも実施が可能という点があります。
直腸壁越しに卵巣を保持できる状態であれば、妊娠牛でもOPUを実施できるため、分娩間隔を延ばさずに受精卵を作ることができます。

実際に昨年1年間のOPUを振り返ってみると、約3分の1は種付け後の状態で実施していました。

個体差はありますが、種付け(AI)後90日頃までは卵巣が掴んで操作できることが多く、OPUの実施が可能です。
それ以降はだんだんと胎子が大きくなり、子宮と共に卵巣も腹腔内の奥の方に落ち込んでしまうため、卵巣に手が届きにくくなります。

また、種付け(AI)から1〜2週間後の、まだ受胎確認ができないような早い段階でも、OPUを実施することが可能です。
このようなタイミングでOPUを行うと、残っている卵胞を全て吸引してしまうので、発情回帰を抑えやすくなるという利点もあります。

さらに、妊娠中の母牛から採卵した受精卵の方が、移植した後の受胎率が良好だったというお話を伺うこともあります。

ただし、妊娠中のOPUでは、流産のリスクが全くないとは言えません。

リスクを少しでも減らすためには、OPU前後も含めた保定時間を短くすることや、妊娠期間中にOPUを繰り返し行う場合でも3週間程期間を空けながら2-3回程度に留めるなど、できるだけストレスをかけないように配慮しながら実施していきましょう。

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