(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
戸田克樹のコラム
第504話「病気を減らすためにできること①」

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2025年9月11日

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 獣医が来ない牧場は良い牧場です。

 突然何を言い出すか、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
 もちろん、管理獣医師が定期的に来ることは問題ありません。しかし、病気が多発していて毎日のように獣医師が往診に駆けつけるような状況はやはり問題です。このような牧場では、牛の発育は良くないでしょうし、死亡事故も多いかもしれません。繁殖農場であれば、繁殖成績が悪い可能性も高いです。

 逆に、同じ地域でもほとんど獣医師が来ない牧場もあります。獣医師が来ない、ということは牛が健康で管理上大きな問題となるような疾病がないということです。健康(日々、与えられた餌をしっかりと食べ、順調に発育していく状態)であれば、牛は自然と大きく育っていきます。

 牛を見ていないために病畜や異常牛が発見できていない(だから獣医が来ない)、という大問題な牧場も無いとはいいきれないのですが(笑)、獣医が頻繁に治療に来る牧場とほとんど来ない牧場にはどのような違いがあるのでしょうか。また、病気を減らすために各牧場でできることはないのでしょうか。今回からは「病気を減らすためにできること」をシリーズでコラムにまとめていきたいと思います。

 つづく
 
 
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