2024年11月11日 **************************************** このときは、できるだけ針などで刺して中身を確認したり、中身を抜いたりしない方がよいです。特に暑い時期とかだと、容易に感染して大きな化膿巣を作ることが多いからです。化膿巣を作ると、治るのも遅くなりますし、肥育牛では、大切なお肉に膿の匂いがついて台無しになってしまうのです。 通常は、皮膚と筋肉の間に血液や漿液が貯まっているので、貯まった液体はそのままにして、筋肉の傷を癒すために、デキサメサゾンと抗生物質を1~3日くらい使い、その後は貯まっている漿液や血液の処理のために疲れる肝臓を補助してあげるためにリカバリーMを与えていきます。 大抵は一月もしたら、アタリで膨れている部分は残っても、皮をはいだあとの筋肉の損傷は消えています。 しかし、今回は最初の打撲瘤が大きすぎたために、垂れ下がってきた部分がとてつもなく大きく、ビックリしています。ま、食欲も元気もあるので、とりあえずそのまま経過観察しているところです。 前の記事 そろそろ景気を改善してよ | 次の記事 久しぶりの北海天文塾! |