「清浄化一直線」は、清浄後継子牛の生産実績が清浄化計画から乖離したら、種付計画を補正して、清浄化を達成できるようになりますから、安心して取組むことができます。
また、3つの目標(①清浄化の達成、②育種改良の加速、③子牛販売の増益)を達成できるように、、毎年、数値目標を設定し、年度末にそれをどの程度達成したかを評価します。3つの目標を常に達成できる訳ではありません。「清浄化一直線」では農場の清浄化を達成することを最優先していますので、農場の感染率が高い場合は、収益性を断念し、清浄化の達成に専念しますし、中程度の感染率の農場では清浄化を達成できる範囲内で、収益性を追求します。
また、3つの目標を達成するために、4つの戦略を採用しています。概要はコラム3で説明してありますが、どの戦略も清浄化の達成に必要です。中でも、IT技術を使う情報管理戦略は、全てに関係する重要戦略です。
① 農場毎に最適な清浄化計画を使うオーダーメイド戦略
② 計画を適宜、補正して清浄化を達成する計画補正戦略
③ 衛生管理に検証改善サイクルを組込んだ衛生管理戦略
④ IT技術を使ってスムーズな連携作業を支える情報管理戦略