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笹崎直哉のコラム
過肥について考える その2

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2021年6月22日

 去年からスマートウォッチを購入し活動量をモニタリングしていて、走る、歩くなどの活動で消費したカロリーをチェックしています。私の場合、活動による1日あたりの平均消費カロリーが600kcalです。それを超えると帰宅後になんとなく疲労感が出て、600kcalに届かない場合は疲れが残りません。しかし最近は暑くなってきたので、消費カロリーが500kcalを過ぎるとドッと疲れてしまいます。牛さんも夏バテで毎年苦労しますが、私はすでに7月を迎える前から夏バテがきているようです。今年も夏本番に向けて体調管理気をつけていきたいですね。今シーズンはスマートウォッチから得られる情報も参考にしてみようと思います。

 前回に引き続き、過肥のお話です。そもそも過肥の根源はカロリー摂取量が消費量を上回り、脂肪の蓄積が進行することになります。カロリー摂取量が一定でも基礎代謝などの消費量に個体差が発生するため、同じエサを同じ量与えていても体型に多少のバラつきが出てしまうのはしょうがないことです。なので牛さん1頭1頭の体型確認も、もちろん重要ですが、牛群全体を見渡し平均的なボディコンディションを確認することも非常に重要なポイントになってきます。
 では過肥かどうかを判断する上で、牛さんのどこをチェックすればよいでしょうか。

 チェックポイントはいろいろな方の意見があると思いますが、個人的には胸(肋骨)、腰まわり、お尻の3点をチェックして過肥かどうか判断しています。繁殖牛であれば過肥になることで卵胞嚢腫といった繁殖障害のリスクが出てしまうため未経産牛から経産牛まで経時的に体型やその変化を確認することが重要になってきます。

つづく

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