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農家さんたちの牛舎と言うと、やはり自然がたくさん残る山村にあることが多く、野生の動物たちも多くいます。この野生動物たちも時にふらっと牛舎に顔を出すことがあります。 タヌキもそんな動物の一種です。タヌキはイヌ科の動物で夜行性です。なので、昼間に牛舎でお目にかかることはほとんどありません。めったにお目にかからない割に、農家さんのタヌキの評価はめっぽう悪いです。それは、タヌキが夜に牛舎に忍び込んで、積み上げておいてある飼料や生菌剤などを食い散らかすことが多いためです。ふてぶてしいタヌキだと牛の飼槽に入ってまで餌を食べ、ひどい時にはその中に糞尿を撒き散らす、という輩までいるそうです。農家さんにとっては、タヌキは“害獣”になってしまうんですね。 ではタヌキの対策は?というと、同じイヌ科の「イヌ」を牛舎で飼うのがいいです。とてもかわいい人懐っこいイヌでも、本能なのか、タヌキなどの野生動物にはとても強い姿勢で向かっていくそうです。 |