2019年10月9日
* * * * * * * * * 今、中国地方への出張のため新幹線に乗車中です。「昨晩開催されたラグビーワールドカップの試合の影響で、次の駅から非常に多くのお客様が乗車されます。お手荷物など座席におかれないよう…」というアナウンスが聞こえてきました。どうやら昨日、熊本でラグビーの試合があったようです。いったいどれほどのビジターが乗車してくるのか、こうご期待です。 話は変わりますが、私の母校である、宮崎県のとある高校の先生の口癖をふと思い出しました。「ヒマだから教科書に書いてあるんじゃないですからね。大切だから、重要だから書いてあるんですからね。」。当時は「はぇ~( ゚Д゚)」としか思いませんでしたが、なるほど確かにその通りです。 注射をする人なら一度は見たことあるマークだと思いますが、そうではない人が見たら「ギョギョっ!!」と、びっくりされるかもしれません。 この劇薬マークはどういう意味なのでしょうか。 明確に数字で定義されている項目があるのですが、そこでは薬をマウスに投与してその半数が死んでしまった場合の量が基準になります。静脈注射した場合を例に考えてみましょう。1kgあたり100mg以下の成分量で半数が死んでしまった場合、それは「劇薬」です。同様にそれが1kgあたり10mg以下の成分量であれば、それは「毒薬」となります。このように、経口投与や皮下注射などの投与法ごとに基準となる数値が定められています。 劇薬表示のある薬は危険そう。牛さんに注射しても大丈夫なの?と不安になるかもしれませんが、大丈夫です。普通に使用している状態であれば問題はありません。その理由はまた次回。 前の記事 第254話「管理や治療におけるアクセルとブレーキ」 | 次の記事 第256話「たまには表示を見てみよう②~ゲゲゲ!劇薬!?その2~」 |