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原田みずきのコラム
子牛のこびりかた

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2019年8月30日

シェパードでは獣医師を募集しています
 シェパードでは、関東地区の獣医療が不足している地域を支援するため、栃木県那須塩原市に支所を設けることにいたしました。2020年の4月に開設する予定です。経験、未経験は問いません。シェパードで研修後、現地勤務となります。募集内容は こちら から。

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ロープを使って牛を柵などに繋ぐことを、鹿児島弁では「こびる」と言います。最初の頃は「先生、そん牛こびっといてくれやん(その牛繋いでおいて)」と言われて「???」となっていましたが、最近は慣れて何とも思わなくなりました。
診療先で牛さんの処置を終えてロープを外すとき、暴れて外すのに手間取ることがよくあります。うっかりロープから手を離してしまったらもう大変。部屋の中を何周も追いかけっこする羽目になります。特にすばしっこい子牛は強敵です。

何か良い保定方法はないものか・・・と往診しながら探していたところ、診療先の農家さんで面白い結び方をされていた方がいらしたので、今回紹介させていただきたいと思います。それが下の写真になります。

ロープの端を引っ張ると・・・

ほどけました!

ロープの端の輪っかを片蝶結びにすることで、牛の頭にかかっている側のロープから外せるようにしてあります。
結び方は以下の写真のとおりになります。

これでいつものように牛を捕まえるだけです。簡単ですね。
興味を持たれた方は是非試してみてください。

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