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笹崎直哉のコラム
ファミレス

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2019年5月14日

 皆様お疲れ様です。鹿児島は夏の気配が漂ってきております。その前に梅雨ですが、夏バテで笹崎が衰弱しないように今のうちに体力づくりをしようと思います。さて先日の夜帰宅した際に玄関にツバメが休んでいたので、上を見ると「おお!」と思わず声をあげてしまいました。

巣があったのです。感動して盗撮してしまいました。でも玄関付近の通路はツバメの放った糞まみれ。感動と同時に清掃活動に入る笹崎でした。結構大変でした。おかげでその日の夜はぐっすり寝ることができました。

 ところで皆様は給餌前などに、牛さんに異常がないか農場内を歩いて巡回すると思いますが、何に注意しておりますか?これは農家さんによって様々だと思いますし「うちはビデオカメラが設置してあるから安心だ」という方もいると思います。ここで皆様にとって役に立つかどうか分かりませんが、笹崎がアルバイトしていた学生時代のお話をしようと思います。

 とあるファミリーレストランで5年半アルバイトしていたのですが、ビジネスモデルの1つとして、商品(料理)の単価を安くする代わりに人件費削減に徹していました。つまり1人あたりの生産性をあげることが必要とされ、店長から口酸っぱく効率よく動きなさいと注意されていました。その内容をひとつだけ説明すると、、、

「 お客様のフロアに出て調理場に戻ってくるときは一筆書き行動を意識しなさい 」

これだけ聞くと、なんだか良く分からないですね。行き帰りで同じ通路を通らないことで「短時間で多くのお客様や客席の状態を把握する」という意味らしいです。そもそもフロアは、通路に無駄が無いように工夫して設計されているんだと店長から聞いていましたが本当かどうかは分かりません。

この図をみれば非常に単純なのですが、考えごとをしていると通路を無視してしまったり意外に難しいのです。トイレとドリンクバーの点検と清掃の頻度を多くしないといけないため、フロア巡回の途中で必ず行います。必要なものがあったらすぐに戻らず、巡回が終わらしてからというのが鉄則でした。またお客様フロアに出るときは空のお皿を2つ以上回収して戻ってくることも当たり前のように言われました。何年もやっていくとさすがに無意識無能(考えずとも出来ている)で動けるようになりました。習慣というのは凄いですね。

 診療で伺う牧場でもブラシやホウキを持ち、水場や通路の清掃をしながら見回りしているスタッフさんにお会いします。もちろん時間をかけて牛さんをチェックすることも大事ですが、時間をかける必要のない作業は、工夫して早く済ませられると、さらに仕事しやすいのではと思います。梅雨の時期に入りますが皆様健康に気を付けて頑張ってくださいませ。

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