2018年11月6日 ルーメン細菌の生息場所が分かった上で、今度は機能面に触れていきましょう。一番重要とされる固形性飼料固着菌群について説明していきます。図を参照しながらお読みください。 なんとルーメン発酵の活性に最も活躍しているんです。さらに菌群全体の50~75%を占めています。植物切片や穀物はルーメン内滞在時間が長いので付着する菌群は長く生存できる、と考えると沢山生息している理由がなんとなくわかりますよね。 牛さんがお腹いっぱいエサを食べ、しっかりと手間暇かけて反芻を行ってくれれば、飼料が細かくなり粘り気も出てくるので、より細菌が付着しやすくなり、ルーメン環境が整いますね。やっぱり反芻大事だな~。 前の記事 割り込みコラム~誤嚥性肺炎でお困りな方へ~後編 | 次の記事 ルーメンについて考える その5 |