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戸田克樹のコラム
第192話「子牛の下痢が悩ましい!⑯~いろいろな病原体との闘い~」

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2018年7月4日

昨日は列島が受けた台風被害のニュースでいっぱいでした。ここ鹿児島でも、さまざまな警報が出されましたし、夜からお昼にかけて暴風や豪雨が発生しました。牛舎やご自宅など、皆様の周囲における被害が少ないことを祈るばかりです。

今回からは病原体の感染によって引き起こされる下痢について考えてみることにします。
子牛に下痢をもたらす病原体でメジャーなものは以下の7種類くらいでしょうか

細菌
① 大腸菌
② サルモネラ
③ クロストリジウム

ウイルス
① ロタウイルス
② コロナウイルス

寄生虫
① クリプトスポリジウム
② コクシジウム

だいたいではありますが、
発症時期の目安は以下の通りです

ずーっと線が伸びているクロストリジウムやコクシジウムは肥育ステージにまで感染~発症のリスクがある恐ろしいやつらですね。
上の図は教科書的なところがあり、実際の現場での印象は少し違うところもあります。また、地域性や農場の特徴・飼養環境によっても違うところはあるかもしれませんね。
次回からはそれぞれの特徴と対策についてまとめていきましょう。
 
 
 
 
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