「久方の ひかりのどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ」
鹿児島では早くも桜が散り始める今日この頃・・・全国の工場長の皆さん、お元気にお過ごしでしょうか?みなさんの工場も順調に稼動し始めていますでしょうか?
「さて、さっそく出来たてほやほやのお団子を食べさせようかしら・・・」「ぱくっ・・・ねちねちぼろぼろ・・・」「おやおやいけない子だね〜(^_^;)ぐいぐい」「でろでろぼろぼろ・・・」「はい、しっかりたべようね〜(‐_−;)ぐっぐっ・・・ま、まあ、半分は食べたし・・・」なんてことになっていませんか?せっかく作ったお団子、しっかり効いてくれるように上手に食べさせたいものです!! 実は子牛が口に入れたお団子を上手にぼろぼろ出してしまう(泣)のには理由があります。それは牛が舌に、舌隆起と呼ばれる鉄壁のガードマンを持っているからです!!この舌隆起、舌が喉の近くで二倍近くに盛り上がっている部位を指し、平野に突然現れた丘のようなもので半端なもんじゃ〜ありません!ヒトは口を開ければ喉が見えますが、牛は口を開けてもこの丘しか見えません。口に入った食べ物は、牛に食べる意思があれば舌の絶妙な動きによって喉の奥に運ばれていきますが、その意思がなければ舌隆起を越えていくことは難しく、ぐいぐい押し出してきます。その一方、この丘さえ越えてしまえば比較的すんなりと食べ物を飲み込んでくれます。よって、子牛にお団子を上手に食べさせるには、人為的にこの丘を越えればいいのです。では早速あげてみましょう!!
丘の越え方
(1)子牛の首にまたがります(またがるとラクチンです)。
(2)子牛の口のはじをグイッと引っ張り、大きく口をあけてもらいます。
(3)喉の真ん中めがけてお団子を入れます(はじに押し込んではだめですよ)。
(4)今、お団子は丘のふもとにあるので親指を使ってグッとさらに奥へ押し込みます。
(5)暫くそのまま口を上に向けていると噛んだりしながら飲み込んでくれます。
子牛がお団子を飲み込んでくれたら、必ず写真のように鼻をペロッと舐めます。子牛にだまされてはいけませんよ〜。あっ、指をかまれないように、気をつけてくださいね。