第４９０話：昼飯と妻弁当

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2017年10月12日

　「お～い、昼飯だけはしっかり食っとけよ～～～～」というのは松本院長の口癖です。診療所にスタッフがいると、かなりの確率でこの言葉が発せられます。そして、この言葉の後に「年取ったら、俺みたいに来るぞ～～～～」と続きます。いつも何が来るのかワクワク楽しみにしていた小生でしたが、最近「来るぞ～～～」の意味が何となくわかりはじめる年頃になってきました。というわけで、小生は毎日しっかりと昼食をとっています。そこで今回は獣医さんの昼飯に関して考えてみました。

獣医さんの昼飯に関しては大体以下のように分類できると思います。

１．食べない、もしくは食べる暇がない
２．コンビニ、弁当屋等で購入
３．食堂等で食べる
４．家で作った弁当を食べる
５．家で食べる

　シェパードでは小生は４の弁当になります。弁当の強みはとにかくどこでも食べられることです。車の中、事務所、農家さんの家、牛舎、海岸、山などどこでもOKです。忙しい時など一瞬でかきこみます。一番いいのは昼飯を買ったりお店に入ったりする必要もないので時間が節約できます。時々弁当を食べるタイミングを逃して夕方5時過ぎに食べることもありますが、その時は弁当を夕飯に変更します。戸田獣医師も同じく４です。笹崎獣医師は基本的には２なのですが、時間は変則的でよく夕方5時過ぎに食事をしている姿を目撃します。彼はいつも忙しくて昼間に食事をする暇がない１と２が混じっている状態になっているのでしょう。もしかしたら昼飯は食べていて、早めの夕食を食べているのかもしれませんが。

３に関しては急患が来た時の対応が遅れるのと、時間がかかることが多いので基本的にはあまり行きません。お客さんや実習生などが来て下さった時に行くことが多いです。ただ、仕事柄外で移動していることが多いので、診療エリアのお店には結構詳しくなります。

で、小生の弁当なのですがこれはいつも愛妻弁当になります。「愛」のところは非常に微妙なので、妻弁当かもしれません。この妻弁当は非常にうまく考えて作られており、一つの皿に昨日の残り物？？が敷き詰められています。ご飯の上に梅干しは基本スタイルで、その他は状況によって変わります。そしてサランラップで皿の上からカバーをしてさらにその上に保冷剤を設置して手ぬぐいで包んで完了です。保冷剤のところを考えるとやはり、「愛」があるのかもしれません。この弁当の一番すぐれているところは片付けの簡単さです。ゴミをすてて一気に洗って終了。シンプルでいいなと思っているのですが、このタイプの弁当箱のような、何とも言えない不思議な形態を今まで他で見たことがありません。ただ見た目はちょっと怪しげですが、お勧めですよ。

　ちなみにこのような内容をコラムに書くとカミさんが激怒しそうですが、幸いうちのカミさんは小生の仕事に全く興味がありません。興味ゼロです(笑)。コラムや色々な文章をおそらくほとんど読んだことがないと思います。さらに言えば、小生が何をやっているのかもよく知らないです。

「お父さんはなんだか獣医さんのようなことをやっているみたいだけど、とにかく家のことはもっとしっかりとやってほしいわよね。」

お弁当を作ってもらっている以上、家では粗大ゴミみたいな状況ですが頑張るしかありませんね！