(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
椎葉絢香のコラム
自宅で簡単!飼料設計!やってみよう⑥

コラム一覧に戻る

2017年1月14日

 大学受験を控えている皆さん、今日からいよいよセンター試験ですね。東日本では大寒波が到来し、大雪のようですね(+_+) そういえば…私が中学3年生の高校受験の日にちょうど大雪でした!!その時は、受験番号の順で行うはずだった面接試験が、遠方から来た順に変更され2番になり、当初の予定より早くなってしまった焦りと(笑)早く終わる嬉しさ(笑)とで複雑な瞬間だったなーと思い出しました( *´艸`)寒さに負けず、ベストを尽くせるよう祈っています。

 では、『なぜ、計算で出した充足率と実際の母牛の見た目が変わってくるのか。』

 それは、『この飼料計算はあくまでも数字でしかないからです!』数字で表すことで、具体的に考えやすくなったり比較しやすくなることは確かです。しかし、実際には大きな落とし穴がたくさん隠れていたりもします!!(・_・;)これが『飼料設計は難しい。簡単にはできない。』と言われ続けている理由です。

 まず、粗飼料1つにしても刈り取り時期や状態によって養分量が大きく異なります。例えば、イタリアンライグラスだけを見てみても、このように7パターンにも分かれています。(私も最初どれを使えばよいのか悩みました)数値が1~2%違うだけでも、1日数㎏×数ヶ月で給与するとなると結構な差が出てきます。

 加えて、実際の粗飼料は、天候や保存状態により日本標準飼料成分表に載っている数字とは微妙に異なることが多いです。このような詳細を知るには外部機関へ飼料を送り調べてみる必要があります。『そこまでできないわ!』という人が多いと思いますので、皆さんの目で牛ボディーコンディションを見ながら調節してみてくださいね。

 さらなる落とし穴…まだありますよ!………つづく(´▽`*)

|