2017年1月12日 いろいろとやってきましたがいずれもうまくいかず…。 いよいよ決断です。帝王切開に踏み切ることにしました。 今回は数面が執刀です。助手には蓮沼がつくことになりました。 途中で座りこむ可能性が高かったため、最初から側臥位にしてオペ開始です。 捻転しているためか、子宮に柔軟性がなく、さらに子牛がかなりの大きさであることも判明しました。結果、「子宮がもってこれない!!!!」という展開となったのです。 本来であれば術創から子宮を外に出して子宮を切開し子牛をひっぱりだします。 農家さんも含めて男4人で「えーい!!!!」とひっぱってやっとこさでした。 子牛は元気でした。 子牛が冷えないよう、オペ後はすぐに投光機の設置にかかりました。 翌日はあまり元気がなかった母牛もその翌日からは歩き回るようになり、エサも食べ始めました。 母牛はまだ油断はできませんが、現在は経過良好。治療継続中ですが、このまま順調に回復してもらうために、全力で治療にあたっていきます! 前の記事 第118話「年始の難産①」 | 次の記事 第120話「床冷え」 |