今年も終わりですね

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2016年12月30日

　みなさん、SMAPも解散してしまい、早いもので今年ももう終わりですね。

　みなさんにとって、今年はどういう年だったでしょうか。よいことのあった人もいるでしょうし、震災や災害、病気に苦しんだ方もいらっしゃるでしょう。
　どうか、みなさんの上に新しい年の優しい光がさしますように、心からお祈りしています。今年は、畜産の世界は本当に激動の一年と言っていいでしょうし、来年の予想もつきません。ただし、備えは大切ですし、新年の節目に経営のあり方に考えを巡らせるのもとても大切なことだと思います。

　子牛価格が高騰を続けているまま、飼料価格も各国の畜産が、高級路線、増頭路線を続けている限り、下がる見込みは少ないでしょう。そういう中で「規模拡大」が正解なのか、どういう世の中になっても、顧客を離さないすむ小さなゲリラ路線の規模で行くのか、いろいろと戦略はあると思います。

　僕も、「来年の予想」はしていますし、いろいろな人が「これからの世の中」について、論説を出していますが、こういう混迷の時代に大切なのは、「状況の変化に素早く対応できる」と言うことだと思います。将来予想を固めて、その方向だけに準備をしておくと、違う世の中になった場合に対応が難しいものです。空手の達人が「構え」ないのと同じですね。

　ダーウィンも言っていますが、生き残るのは「強い生き物」でもなく「大きな生き物」でもない。「変化に適応した生き物だ」と言っているとおりです。

　皆様の上にすばらしい新年が訪れますように！