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笹崎直哉のコラム
子牛の哺乳時で何に気をつけていますか?

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2016年12月12日

 皆様お仕事お疲れ様です。先日はハーフマラソン(阿久根ボンタンロードレース)に出場してきました。結果は1時間49分24秒。しかし今回私は、良い結果を出そう!!などと考えていませんでした。私の考えていたことは「仮装して応援してくれる方々を喜ばそう」ということです(相変わらず考えることが大馬鹿者です)。実際に身に着けた衣装はこれです(._.)(._.)

 本番は全身仮装をしているのは私だけであったので、一度冷静に考えて「やめよう」と思いましたが、妙な初志貫徹精神が働きかけて、結局実行しました。走ってみると、応援席の年配の方達やちびっこさんにハイタッチを求められたり、写真をとられたり、給水所でひたすら水を飲むように勧められたり、とにかく声を掛けられることが多くて驚きました。次の日、農家さんに「笹崎先生、応援しようと思ったのにいなかったせん?」と言われたことが唯一の心残りとなりました(実は仮装していたなんて恥ずかしくて言えません)が、楽しかったです。
 
 
 さて今回のコラムでは子牛の哺乳時のチェックポイントについて紹介したいと思います。次回以降もしばらく本テーマで書かせて頂きます。長くなりますが、どうぞよろしくお願いします。

 では、、、ざっくりとした質問ですが、皆様は子牛の哺乳時に何に気をつけていますか?
ここで真っ先に考えなければならないのが、なんといっても哺育スタイルですね。これは農家さんによって異なってくると思いますが、大きく分けて3つのスタイルで説明できると思います。①自然哺育②人工哺育③自然と人工哺育をミックスさせたものです。これを図で表すと(._.)(._.)

「このような哺育形式がある中でいずれも形式にも当てはまる哺乳時のチェックポイントは何だろうか」と考えたとき、私の考える5つのポイントを紹介させていただきます。これはいつも私が診療時にイメージしていることです(あくまでも私主観の考えです 汗)。それは①乳質②乳の温度③飲乳量④飲乳時の姿勢⑤飲乳時の流入速度の5点です。
①~③の項目は何を左右するかというと「子牛体内の乳の消化、吸収力と栄養」
④~⑤は何を左右するかというと「子牛が誤嚥せずに上手に乳を飲めるか否か」
分かり難いので図で表すと(._.)(._.)

つづく

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