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有留直暉のコラム
第5話 人獣共通感染症⑤

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2026年10月19日

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前回は牛の皮膚糸状菌の症状について紹介しました。
今日は、対策と治療についてです。

皮膚糸状菌は健康な牛が発症することは少なく、肺炎や下痢、その他感染症、栄養状態が悪い牛など、ストレスにさらされ免疫が落ちている際になりやすいと言われています。そのため、まずは免疫が落ちる原因を取り除く必要があります。肺炎や下痢、その他の感染症であればその治療、栄養状態が良くない場合にはミルクにカロリーとなるものを添加する、回数を増やす、餌が足りていないのであれば餌を増やすなどです。その他の対策としては、金属製の柵に牛が触れることで感染が広まるので、部屋の柵をこまめに消毒することも良い対策になります。

糸状菌そのものに対しての治療法は、病変部に「ナナフロシン」と呼ばれる抗真菌薬をブラシで塗布することで治療します。重症の場合には1回塗るだけでは治ることは難しいです。1週間程度期間を開けて何度も根気強く塗布することでだんだんと小さくなっていき治ります。実際に治療する際には、かかりつけの獣医師に相談してください。

つづく

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