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加地永理奈のコラム
市場専用長靴

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2026年6月3日

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昨日は矢板家畜市場で行われていた子牛のセリにお邪魔してきました。

ここ最近の矢板市場は、平均価格が雌雄ともに上昇しているだけでなく、体重もどんどん大きくなっているようです。
300日齢以内で400kgを超える牛さんもチラホラ見かけて、大変驚いています。

私が市場に行く目的は、もちろん市場の動向を把握することもありますが、
1日でたくさんの農家さんとお会いでき、たくさんの情報交換ができる点にもあります。

その中で今回皆さまにご紹介したいのは、「市場専用長靴」です。

昨日お話しした農家さんの中で、市場専用に長靴を分けているという方がいらっしゃいました。
感染症対策としてずっと実践されていると聞き、改めてハッとさせられました。

皆さまは、市場に訪れる際に何か感染症対策は実施されていますでしょうか?

市場には多くの牛さんたちが集まります。
その日はたくさんの子牛と人が移動するだけでなく、さまざまな農場由来の細菌やウイルス、寄生虫なども移動してくる場所になります。

そのため、市場に出荷する牛さんにはワクチンを接種したり、輸送や環境変化による疾病リスクを考慮して対策をとったりします。

しかし、自分自身が身に着けているものについてはどうでしょうか。

中でも長靴は特に注意が必要です。

牛舎内で使っている長靴で市場へ行き、そのまま再び農場へ戻ると、目に見えない病原体を運んでしまう可能性があります。
長靴の底の溝には、土や糞便が残りやすく、病原体が付着したままになりやすいです。

もちろん、長靴を洗浄して消毒することも大切ですが、市場専用の長靴を一つ用意して使い分けることで、病原体侵入のリスクを大幅に減らすことができます。

次に市場に訪れる際には、皆さまも「市場専用長靴」を用意してみてはいかがでしょうか?

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