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橋本匠護のコラム
暑熱対策は「屋根」から見直す

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2026年3月27日

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暑熱対策は大きく分けると、「暑さそのものを和らげる対策」と「暑さによる牛への影響を軽減する対策」の2つに分類されます。どちらも重要ですが、今回注目したいのは、「暑さそのものを和らげる対策」です。

暑さを和らげる対策としては、寒冷紗の設置、換気の強化、細霧装置の導入などが挙げられます。しかし忘れてはいけないのは、「屋根の温度」です。

屋根が高温になると、「送風しても熱風になる」、「細霧を使っても冷却効率が上がらない」といったように暑熱対策の効果が十分に発揮されないことがあります。

また屋根が高温になることで水道配管が熱され、飲水温が上昇し飲水量が低下するケースもあります。夏場の飲水量低下は非常に危険です。

屋根への対策としては、断熱材使用、ドロマイト石灰塗布、遮熱塗料塗布、散水などの様々な方法が現場で実施されています。それぞれメリット、デメリットがありますので、農場にあった対策を取っていただくのが一番です。これらの対策が行われている牛舎では、「外よりも牛舎内のほうが涼しく感じる」という声も珍しくありません。


屋根への断熱材

送風や細霧の効果を最大限引き出すためには、熱の入口である屋根を抑えることが非常に重要です。暑熱対策には地域や時期によって、補助金が使用できることもあります。もし屋根への対策が十分ではない場合は、ぜひ一度ご検討いただければと思います。

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