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原因がはっきりしない状態であったために鹿児島県の連合会の先生が血液を測定してくださいました。すると・・・どうも肥育中期の血中VAレベルが高めです。低い牛さんもいるのですが、高めの牛さんもいます。おやおや?と思っていると今度はワラのβカロチンの結果が来ました。すると県外から購入したロールワラの数値が異様に高いことが判明しました。βカロチンで51.88mg/kg、ビタミンAに換算すると20752IU/kg。わお!これは高い!結局ここの農家さんはこのワラを中期にどっさりと食べさせていました。現在のところ成績の問題はこのワラではないかということで落ち着いています。今までも小生は成績がひどくなった原因にワラのビタミンレベルが高すぎたことが問題であったという報告を何回か聞いたことはあるのですが、今回はすぐに気が付きませんでした。やはり何か普段と違うときには検査をして確かめることの重要性を再認識しました。今までとは違う別の場所からワラを集めるときなどは一度検査しておく方が安心ですね。また、一年以上寝かせた地ワラはビタミンレベルがしっかりと落ちていることが確認できました。雨に一度打たれたワラも約半分にビタミンレベルが落ちていることが確認できました。昔からいわれているようにビタミンレベルを落とすことと、肝蛭の予防のためにワラはできれば一年間は寝かせたいですね。そうはいっても・・・・現実はなかなか難しいんだよな〜。
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