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松本大策のコラム
哺乳ロボットの改良特許

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2018年5月14日

 毎日忙しいものですね(^_^;
 実は、シェパードでは、哺乳ロボットの改良案の特許を取得しています。その内容はいったいどのようなものか?というと、「子牛のカラータイマー(写真1:円谷プロ®)」です。ウルトラマンってご存じでしょ?3分間の間に敵を倒せないと、カラータイマーが青から赤の点滅に変わって(写真2:円谷プロ®)、その点滅が早くなるとヤバい!って、例のあれです。どうしてウルトラマンは、カラータイマーが赤の点滅になるまで、必殺技のスペシウム光線を使わないのでしょうね?番組の尺の問題?


写真1


写真2

 それは今回関係ないので置いておいて、「子牛のカラータイマー」というのは、哺乳ロボットで、子牛の異常を把握するための1つのツールとして考えたものです。現状では、哺乳ロボットを操作して、あまりミルクを飲んでいない子牛を見つけ出して、その番号を書き写して、カーフコートの中でその子牛を探して...。と言う手順を経てようやく子牛の診察なり処置なりが出来るわけですよね。
 でも、それでは、子牛にたどり着くまでの時間(アクセスタイム)がかかりすぎて、結局は多くの子牛が手遅れという事態に陥りやすいのです。

 時間制御でも、分量制御でもいいのですが、たとえば3時間規定の分を飲んでいない子牛の首輪(ネックバンド)の発光ダイオードが黄色く光る、6時間飲んでいなければ、首輪の発光ダイオードが赤く光る、という風にしておけば、子牛のナンバーを探さなくても「あ、あいつ飲んでない!」とすぐに解り、すぐに診察なり治療なりが出来ます(写真3)。データベースを作るより、発育のよい子牛だけを作る方が、仕事の本質から言うとずっとよいはずです。


写真3

 実はこれは、肥育牛でも飼槽の上にある馬栓棒のセンサーとネックバンドの発信器およびネックバンドのカラータイマーで、飼槽に顔を出している時間が短い牛さんを把握出来るように特許取得しています。

 はい、ここからが本題です。

 どこかのメーカーさん。このアイデア特許を実現していただけませんか?特許取得料だけでお譲りしますよ。哺乳ロボットも普及が進んだ現在、新しいパーツとして販売促進になると思うのですが、いかがなものでしょう。
 
 
 
 
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