2018年3月7日 春一番といいながら、どう考えても台風だろう!という悪天候に襲われながら眠れない夜を過ごしました。季節は少しずつかわっているようです。そろそろスプリングライズに注意ですね(笑) ケース3 時間の管理ができていません ミルクを与える時間というのは温度や濃度に比べて、あまり気にすることがない項目かもしれません。 親付けの場合は子牛が飲みたいときに飲みますから時間なんて決まっていないですもんね。 朝と夕方の間隔が短すぎる日は飲んだミルクが下部消化管に流れきっていない、あるいは十分に消化されていない状態で次のミルクが流れ込んでくることになります。 また、逆に間隔が長すぎる日は胃が空っぽな状態が続くため、腸管活動はふか~いお休み状態になってしまっています。そんな消化管にミルクがドサッと流れ込んでくるのでこれまた消化不良となってしまうのです。 1分1秒変えたらいけない、なんてことはもちろんありません。ある程度決まった時間帯でミルクを与えると、牛さんも体がその時間を覚えてくれます(体内時計ってやつですね)。そうすると、時間が近づいてくれば「そろそろかな~♪」と、ミルクを飲む準備を体が自然と始めてくれますし、飲んだあとも次のミルクタイムまで落ち着いて消化もできて消化不良を起こすことがない というわけです。 前の記事 第174話「子牛の下痢が悩ましい!⑥~下痢の原因はウイルスや細菌だけじゃないⅣ~」 | 次の記事 第176話「子牛の下痢が悩ましい!⑧~お母さんの体調は大丈夫でしょうか~」 |