第３８０話：ご縁

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2014年5月29日

　小生は仕事柄いろいろな農場にお邪魔することが多いです。車でえっちら、おっちら色々なところをお邪魔します。今回の出張では四国カルストで有名な大野ヶ原の農家さんにお邪魔してきました。本当に奥深い山の中にあるすばらしい場所です。色々と大変なことも多いと思いますが、皆さん頑張っています。そして、四国カルストを後にして山を下りている途中に一人のおばちゃんに出会いました。どう考えてもこんなところに人が歩いているわけがないようなところを歩いているのです。え？という感じです。そして車で通りすぎる瞬間に手をあげられたので心配になり車を止めてお話を聞くと、坂本龍馬の脱藩した道を歩いてたどっていたら道に迷い朝から6時間歩き続けているとのこと。「死にそうだから助けてくれ」ときました。坂本龍馬、さすがですね。150年以上たっても影響力があるのですね。幕末の歴史は小生なりに猛勉強したので思わずこのぶっ飛んだおばちゃんに共感してしまいました。もちろん小生の人生の中で「死にそうだから助けてくれ」と言われた経験はほとんど記憶にありません。貴重な経験です。当然死なれては困るので車で一緒に1時間ほどかけて下山。ここまで書いていて何書いてんだかわからなくなってきました。ただ、人の「縁」というものは不思議ですね。ほんの些細な偶然、たまたま、運命なり。今日も小生は何でこんなところにいるのだろう。でも、牧場を回っている時はほんの一瞬かもしれませんが、こういう「ご縁」を大事にしなければと遭難しかけたおばちゃんと出会い改めて気づかせてもらいました。おばちゃんありがとう、今度は遭難しないように気を付けてね(笑)。

名前も住所も何も知らないけど、不思議なご縁がありました。