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蓮沼浩のコラム
「第１２３話　「スーパーマシーン」」

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2009年2月26日

　小生は往診先の農家さんで20年ほど前のトラックやタイヤショベルを見ることは時々あります。そのうちの多くは牛舎の片隅に故障して忘れ去られていることが多いのですが・・・。しかし、この一軒の農家さんは30年以上前のトラックとタイヤショベルを今も現役バリバリで使っているのです。とにかくカッコいい！故障したら当然部品がないので全部自分で修理。タイヤショベルの2箇所のオイル漏れは修理しようがないので倉庫においておくときは鍋とポリタンクでオイルを受けています。そこまでしても大事に使い続けるド根性にただただ感服。トラックも少し変な音がしますが元気いっぱいで走っています。今も現役で活躍し続ける彼らを見ながら何か小生は忘れてはいないか・・・と思わず自問自答してしまいました。人であろうと、牛さんであろうと、何かのものであろうと「大切にする」ことの意味を考えさせられました。傍から見ればただのオンボロ機械ですが、30年以上のながきにわたって農家さんとともに苦労をともにしてきた歴史に思いをはせると急に胸が熱くなってしまいました。
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