(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
伏見康生のコラム
NO.252:再生能力

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2013年10月2日

牛は強い・・・

力も強いし、我慢強いし、寒さにも強いです・・・
そんな中でも特に私が強いと思っているのが組織の再生能力です

牛も事故により思わぬ大きな傷を負うことがありますが、目を見張る回復力で傷が治っていきます
過去には頭蓋骨の一部を取り去ったこともありますが、難なく治って出荷されていきました
しかも5等級でした笑

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先日は柵に皮膚を引っ掛けてめくれてしまった牛の治療をしました

傷を負ってから時間が経っており、かなり感染が進んで壊疽をおこしていたため、ゴッソリと肉をえぐり出し、壊死脱落するであろう皮膚を健常部まで切り取りました

NO.252:再生能力_01

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すると・・・なんとも大きな穴に(汗)

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環境中のゴミや落下細菌による汚染を少なくするためY字型に縫いつめ、中にはドレーンを促進するために抗生物質軟膏をつけたガーゼを三日間入れ、交換して再び三日間、その後除去し1週間後に見に行きました・・・

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その後、肉芽が内空を埋めてきたら抜糸し、後は開放でいこうと思ったのですが・・・

そのまま何事もなかったかのようにきれいにふさがっていました(°_°)!!

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牛の再生能力はやはり強い!!?
何かその理由が分かれば人間の再生医療にも応用がありえるでしょうか??

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