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第2話 「人獣共通感染症①」 |
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2026年9月14日
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前回のコラムは自己紹介でした。今回からは本格的なコラムになります。
何の内容について書こうかと悩んでいましたが、「人獣共通感染症」について書こうと思います。
「人獣共通感染症」とは、「ズーノーシス(Zoonosis)」、「動物由来感染症」とも呼ばれ、動物から人、人から動物に感染する病気の総称とされています。
その人獣共通感染症の中で、牛から人に感染する物をいくつか紹介しようと思います。
最初は「クリプトスポリジウム」について紹介したいと思います。
牛の関係者なら誰でも一度はなったこと、聞いたことのある感染症だと思います。
クリプトスポリジウム症は直径5 μm(1mmの200分の1)と非常に小さな原虫(寄生虫の1種)による感染症です。感染をしている牛が原虫を含んだ糞便をし、その糞便を口から摂取することにより発症します。なんとこの寄生虫は、たった10個の虫卵でも摂取してしまうだけで感染が成立してしまうというので、とても感染力が強い!発症すると黄白色の水下痢を引き起こし、子牛では下痢による脱水で重篤な場合は死亡することもあります、現在の所、有効なワクチンや治療薬は無く、脱水を解消する対症療法を進めながら、牛自体の免疫が付いていくのを待つことになります。
そのため、発症してから治すのではなく牧場に持ち込ませないことが重要になります。と言っても、すでに牧場内で蔓延している場合はどうすればいいの?となると思います。そこで次回はその正常化についてのお話をしたいと思います。

腸絨毛に感染しているクリプトスポリジウム
(獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 寄生虫学第3版より引用)
つづく
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