2026年6月11日 *********************************************************** では、逆に意識レベルや健康状態に問題がある場合はどのような動作を示すのでしょうか。とくに危険な状態であれば、体を横にしたまま動こうとしない、鳴き声をあげる、泳ぐように足をばたつかせる(遊泳運動)、目を見開く(刮目)、口をあけて呼吸している(開口呼吸)、呼吸のときに舌を伸ばす、呼吸の間に空白がある(間欠式呼吸)、といった行動を示します。さらに体を反らせる(後弓反張)姿勢が見られたら間もなくして死亡してしまうこともあります(後弓反張については下記QRコードより参照ページをご覧ください)。 先に示した様子が確認されるときというのは、滑車での牽引などによる強い胸部圧迫や肋骨骨折、それに続く強い肺出血が起こっている可能性が高いです。 少しテーマからずれますが、産後に母牛が興奮していたり、子牛に攻撃したりする様子が見られたら何らかの対応が必要です。そのままにしておくと、子牛が立ち上がるのも難しいですし、シンプルに子牛の命が危ないです。中には強すぎる母性本能によって激しいリッキングを示し、立とうとする子牛を押し倒してまで舐める母牛もいます。これでは初乳を飲むこともままなりません。母牛の様子が気になったら、母牛を保定する、落ち着くまで母子分離させる、などの対応を考えなければいけません。数時間おくと落ち着いて母乳を飲ませる個体もいますので、最初は興奮していたとしても母牛が落ち着きを取り戻したようであれば、また同居させてみてもよいと思います。
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