2026年6月8日 *********************************************************** 「マグネシウム欠乏症」と書かなかったのは、給与飼料などに含まれているマグネシウムが少ないという訳ではないのかもしれない、という症例が含まれているからです。 マグネシウム欠乏症というのは、粗飼料などから給与されるマグネシウムが不足するために怒るもので、グラステタニーなどが典型的なものです。 いま増えているのは、群の中で1、2頭だけ血中マグネシウムが低いという相談なので、もしかしたら系統的な原因や、マグネシウムの吸収に異常を来す代謝不全がおきている、という可能性を否定できないかもしれない、と考えているのです。 このあたりは、系統の追跡とか、他の検査などで考えていかなければならないと考えています。 ところで、低マグネシウム血症の治療ですが、マグネシウムの注射剤(マグゾールなど)は現在皮下注射となっていますが、マグネシウムはカルシウムなどに比べると吸収が悪く、皮下に浮腫を起こすことがままあるようです。 血中マグネシウム濃度が1.0前後の時はこれを1ヶ月くらい続けて血液検査してもらいます。逆に高マグネシウム血症になると危険なので、獣医さんの観察のもとで(遠隔でも構いません)実施しましょうね。
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