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最近低マグネシウム血症が増えています

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2026年6月8日

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毎日、日本各地からメールやLINEで質問、相談をお受けしているのですが、沖縄から北海道に至るまで、またシェパード栃木支所周辺の栃木、群馬などからも、かなりの症例で「低マグネシウム血症」が発生していることがうかがえます。

「マグネシウム欠乏症」と書かなかったのは、給与飼料などに含まれているマグネシウムが少ないという訳ではないのかもしれない、という症例が含まれているからです。

マグネシウム欠乏症というのは、粗飼料などから給与されるマグネシウムが不足するために怒るもので、グラステタニーなどが典型的なものです。

いま増えているのは、群の中で1、2頭だけ血中マグネシウムが低いという相談なので、もしかしたら系統的な原因や、マグネシウムの吸収に異常を来す代謝不全がおきている、という可能性を否定できないかもしれない、と考えているのです。

このあたりは、系統の追跡とか、他の検査などで考えていかなければならないと考えています。

ところで、低マグネシウム血症の治療ですが、マグネシウムの注射剤(マグゾールなど)は現在皮下注射となっていますが、マグネシウムはカルシウムなどに比べると吸収が悪く、皮下に浮腫を起こすことがままあるようです。
僕たち、古い乱暴な獣医さんは、重度のマグネシウム欠乏にはマグゾールを静脈注射していたものですが、今の若い先生たちに、そういう危険を伴うイレギュラーな処置(血中マグネシウム濃度が急に高くなると心臓停止を起こすこともあります)を求めるのも酷なことでしょう。
マグネシウムの皮下投与は最低限にして、酸化マグネシウム(僕は96%のものを使っていただいてます)25g経口投与した方がよいと思います。

血中マグネシウム濃度が1.0前後の時はこれを1ヶ月くらい続けて血液検査してもらいます。逆に高マグネシウム血症になると危険なので、獣医さんの観察のもとで(遠隔でも構いません)実施しましょうね。

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