2026年5月7日 *********************************************************** 皆さんも経験があると思いますが、暑熱期は「夏バテ」を起こしやすいですよね。食欲が落ちて元気がなくなっていくものですが、牛の世界も同じです。暑くなってくると、日中の採食量が減って涼しい時間帯に固め食いをしたり、ルーメン発酵を抑えるためか粗飼料の採食量が落ちてきます。そうすると、ルーメンpHが低い状態が長く続くため、慢性的なアシドーシスに陥る可能性が高まります。アシドーシスが起これば、酸の影響でルーメン絨毛は傷つき、そこで生じたエンドトキシンが肝臓に流入し、全身への影響も生じてきます。肥育牛であれば、ズルなどの枝肉への影響も心配です。 程度の差こそあれ、暑熱期はこうした体内の変化がどの牛にも起こっていると考えた方がよいでしょう。 そうすると、大切になってくるのは生菌剤や吸着剤、あるいは強肝剤の継続的な添加です。 生菌剤の添加によってルーメンや腸内のバクテリアのバランスが崩れるのを抑え、発生してしまったエンドトキシンなどはカビ毒吸着剤などによってでできるだけ除去し、肝臓のダメージを少しでも減らすために強肝剤を添加する。 すべてを行うことが難しい場合は、どれか1つで構いませんので、暑熱期限定で継続的な給与を実施してみることをおすすめします(もちろん、年中行えればなおよいです)。 もし、夏場に意識して与えている添加剤が特にない牧場主の方がいらっしゃいましたら、牧場に眠っている添加剤がないかをまずは探索してみてください!もしかしたら、この夏に力を発揮するものが隠れているかもしれません。
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