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橋本匠護のコラム
花よりハエ

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2026年1月16日

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今回はハエの話です。一見、季節外れの話のようにも聞こえますが、ハエ対策というのは気温が上がりはじめ、ハエが増え始める前から対策をすることが重要だと言われています。「梅(もしくは桜)が咲き始めたらハエ対策」という話もある程です。

この時期でもイエバエやサシバエはゆっくりと発育し、数は少なくとも牛舎内には確実に生息しています。気温があがると、この少数のハエ達が爆発的に数を増やしていきます。逆に今の時期に対策をすることで、今後のハエの大繁殖を抑えることができるというわけです。

対策方法は色々あると思いますが、やはり幼虫対策は重要です。幼虫が生息しているのは、糞便や飼料残渣などになります。そのため敷料交換の際に可能な限り糞便を取り除く、通路に落ちた残飼を放置しないなどの対策が必要です。また幼虫は熱には弱いため、堆肥をしっかり切り返し発酵熱で死滅させることも有効です。

これらにシロマジンなどのIGR剤(薬剤)による幼虫対策を行えば、さらに良いです。牛床においては牛が踏み込まないような部屋の隅、柵の下に幼虫がいるため、そういった箇所に散布すると効果的です。

散布の頻度は製品によって若干異なるかもしれませんが、今くらい寒い時期であれば月に一回程度の散布で良いと思います。ただし詳しい散布量や頻度などは、メーカー様に聞いていただくのが一番です。

「花よりハエ」というのは極端かもしれませんが、梅や桜の花が咲き始めたらハエ対策に取り組んでいただければと思います。

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