2019年5月10日 またまたチンタオで、景気や牛肉関係の情報を集めて来ました。ここに来て、日中関係を改善したい中国が和牛の輸入のための協議に取り組み始めたからです。 まずは、「経済発展世界第二位」といわれる中国経済の実態について、肌で感じとことをお話ししましょう。 中国の景気は、これまでオリンピックによる町並みの近代化によってレンガ作りのあばら家に住んでいた人たちが、政府の指示で強制立ち退き後、跡地に建てられた近代的な高層マンションを立ち退いた敷地面積に合わせて何部屋か支給されたおかげで、いきなり成金がどっと増えたというお話しは以前にもしたと思います。 その資金を元手に、さらにマネーゲームをしようと馴れない株式などに手を出して、その多くは失敗し、成功した人たちも、増えたお金で新しいマンションを購入して転売することで大きな利益を得ようとしました。最初の頃は、景気拡大に沿って数倍の利益になっていたのですが、中国は法律がコロコロ変わります。マンションの転売禁止が打ち出されてからは、鬼の城「クイチャン」と呼ばれる無人の幽霊マンションが増えています。 他にもショッピングモールなどをすごい勢いで作ったはいいのですが、お昼ご飯時にほぼ無人!というところも多いのです。
僕の泊まっているホテルも、日本のどのホテルより規模も大きく、設備にしても各国の料理が味わえるたくさんのレストランから映画館、日本式の温泉センター(規模は比較にならないくらい大きい)など、大変立派なのですが、残念なことにお客さんがいない。
このような実体経済を目の当たりにすると、中国の今後はかなり厳しいのではないか?と思います。もちろんこれから中国は、日本以上の少子高齢化も抱えていかなければならないわけです。 続きはウェブで ←って、これウェブじゃん!次回に続く。 前の記事 お肉屋さんからクレームの付いたお肉特集~4.意外と多い化膿症~ | 次の記事 中国輸出の可能性と中国経済 その2 |