(有)シェパード[中央家畜診療所]がおくる松本大策のサイト
戸田克樹のコラム
第211話「初めての但馬家畜市場!①」

コラム一覧に戻る

2018年11月21日

今月12~15日まで、中国物産(株)さんの名物営業マン小山さんと農場巡回に行ってきました。
普段は岡山、広島、島根、鳥取、山口と、中国地方のみを往来するのですが、今回は神戸ビーフで有名な但馬牛の産地である兵庫県の但馬家畜市場を訪問する機会を得ることができました。全国的な有名ブランド牛になる素牛がどんなものなのか、ドキドキわくわくで市場に向かいました。

鹿児島の牛は近頃どんどん大型化が進んでおり、血統もいろいろな種類を見ることができます。一方、こちらの市場ではブランド維持に重要な血統の保持が徹底的になされており、血統、牛のその地域らしい体型、被毛の状態が重要視されている印象を受けました。
驚いたのは、尾枕のついたような過肥牛はおらず、大きくするのが難しいとされる但馬牛の血統でも、「お!?」と思うような300kg はある体重の乗った去勢牛も出品されていることでした。同じ血統でも大きく育てる農家さんもいるんだなぁ、とたいへん驚かされました。

ところで、とある農家さんの子牛が競り落とされたときに会場の一部から拍手が起こりました。
競り値は102万円。たしかに高額売却値ですが、100万を超える牛は他にもいたはず・・
なぜでしょう…

|