2018年5月15日 皆様お疲れ様です。鹿児島に住んでいれば避けて通れないのが降灰。微量ではありますが、朝起きて診療車のフロントガラスに付着した火山灰ちゃんにおはようと挨拶して出勤するのが増えてきました。先日フェリーで桜島観光しましたが、噴火中であり灰がこちらに向かってくる光景を目の当たりにし、鹿児島市お住いの方は大変だろうなと感じました。 磁力のある電子機器の内部へ容易に侵入してしまい故障の原因になりかねないとの話もお聞きしたこともあります。たまに見るのはいいけれど、降ってくる火山灰は厄介者なのです。 今回は活性酸素についてお話しようと思います。ヒトも動物も病気の際に酸素吸入で一命を取り留める場面は想像しやすいですが、酸素の中でも毒性を持つものがあり、それは一般的に活性酸素と呼ばれています。この酸素は空気中の酸素と比較して極めて強い酸化力があり4種類(スーパーオキサイド、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカル)存在します。そして恐ろしいことに動物体内でも作られています。 ここで牛さんの生活に置き換えて考えてみます。活性酸素の発生しやすい場面はどういうときでしょう?。まず挙げられるのは疲れが伴いやすいとき(代謝が亢進しているとき)ですね。子牛でいえば主に寒冷、離乳、去勢、群編成、導入時の移動(輸送)のストレス。成牛では繁殖時期、分娩時期は目立ちますよね。暑熱ストレス、空腹ストレス(乾物摂取量不足)もあります(なんだがお母さん牛って大変、、、)。 つづく ● 中国物産株式会社では、牛用飼料販売の営業員を募集しています。会社見学大歓迎です。募集内容はこちらからご確認ください。 前の記事 日中に分娩が来てほしい | 次の記事 体内で作られる有害な酸素 その2 |