2018年5月10日 シェパードのすぐ近くに馬頭観音というものがあります。地域の牛飼いさんたちに信仰がある観音さまになります。毎年5月に集落の牛飼いさん達がこの馬頭観音の周りをきれいに清掃して、お参りをして、夜に懇親会を開く習わしがあります。当然毎年シェパードの獣医さんもお呼ばれして夜の懇親会に参加させていただくのですが、とにかくこの馬頭観音は強烈な歴史があります。院長の松本獣医師が参加していたころは農家さんたちの酔いがまわってくると激しい喧嘩が始まり、乱闘騒ぎになったこともあるそうです。小生もこの会に参加するのですが、だんだん皆さんにお酒がまわってくると空気が怪しくなってきます。 「おいハス~~~~~、ワイはあげんしとったどん、どげんなっとじゃ!!!」 まあそれはそれは色々と御指導していただきます。本当に馬頭観音じゃなくて「罵倒」観音じゃないかと思ったこともあります(笑)。 しかし、月日は流れこの馬頭観音に参加する農家さんの数も減ってきました。高齢化により離農された方が多く、現在は何と参加する農家さんは2戸となっています。昔の激しい面影はすっかり影をひそめ、非常に和気あいあいとした穏やかな会合です。授精師さんや技術員さんなど畜産関係者の方もお呼ばれしているので、いろいろとお話しして情報交換。
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