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戸田克樹のコラム
第166話「やすい人、にくい人、ひとそれぞれ」

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2017年12月20日

あなたのカゼはどこから?頭も喉も鼻もです!ということで、3点セットで体調を崩した戸田でしたが昨日から元気に復活しました。これでもかというほどに寝ました。幸せ~。

さて、世の中には、「ものごとを言いやすい人と言いにくい人」、「何かを頼みやすい人と頼みにくい人」なるものが存在します。繁忙期には「頼みやすい人」も余裕がなくなって「頼みにくい人」に変貌を遂げることもあるかもしれません(-_-;)。

治療頭数が多い農場に行く前には、畜主に連絡して牛をすべて保定してもらっておくのが理想です。到着してすぐに診察に入れますし、患畜がいる部屋が離れていると捕まえるだけで大幅な時間ロスとなります。このところ仕事が忙しく、あまり余裕がなさそうな農家さんに、戸田は「捕まえておいてくださーい」と言い出すことができず、牛の保定から診療をスタートした日がありました。「忙しそうだし、いいづらいなぁ…」と思ったわけです。

その翌日、笹崎獣医師がその農家さんに電話したときのことでした。

「今日は〇時に農場につきそうですから、一緒につかまえましょうか」

ハっ!!!( ゚Д゚)
なんて素敵な言い方でしょうか。
「つかまえておいてください」というより、かなり柔らかい印象を受けます。その伝え方をした結果、なんと農場到着時には牛が捕まえてあったそうです。
その日も畜主はあわただしく作業をしていたにも関わらず…。

話し方、接し方、伝え方

相手に不快な思いをさせることなく、そしてこちらにも利益が自然とおりてくるような
そんなスキルを身に着けたいものでございます。

ささっち!勉強になりやした!!!!明日からパクります!!!!ありがとーーー。

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