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蓮沼浩のコラム
第465話:レア・キャラ 産業動物の獣医さん その2

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2017年3月30日

 気が付いたら3月ももう終わり。子供たちも新学期が始まります。さて、担任の先生はどんな先生になるのでしょう。学校の先生のこと何も知らないのに、子供以上に小生が楽しみにしています。
 
 前回、産業動物の獣医さんの人数について、小生なりに調べてみました。そのついでに最近の流れを見てみようと思い、平成20年からの獣医師の人数の流れをグラフにしてみました。このデータを見ると、平成20年から平成26年まで獣医師の総数は増加しています。平成20年では35028人だったのが、平成26年には39098人になっているので4070人増加しています。では獣医師数の流れを大きく分けてみると、「公務員」が8950人から9456人の506人増加、「小動物診療」が12913人から15205人の2292人増加、「その他の分野」が4347人から5570人の1223人増加、「獣医事に従事しない者」が4277人から4550人の273人増加とすべて増加しています。
 
では、われらが産業動物の獣医さんはどうでしょうか!

4541人から4317人の224人減少!!

何と、減っているじゃないか!!「獣医事に従事しない者」よりも少なくなっています。毎年少しずつ減ってきています。原因ははっきりとわかりませんが、獣医さんの高齢化や新卒獣医師の参入減少などが影響していると思われます。2月に農林水産省に獣医師法第22条にのっとって獣医師の届出を行いました。今年中には平成28年の結果が発表されると思います。どんな結果になるのか楽しみですね~~~。さて、産業動物獣医師の未来はいかに!

まあ結果はともかく、産業動物獣医師の職場が少しでも魅力のある所になれるように先輩獣医さんは頑張らないといけませんね!

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