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松本大策のコラム
最近驚いたこと

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2018年11月12日

 シェパードの松本です。生きているといろいろびっくりすることもあるのですが、まあ最近一番驚いたのは、シェパードの重鎮、質実剛健を素で生きる男、診療所長 漢(男!)蓮沼浩がついにガラケーからスマホに変更しました。

 しかも、驚くべきことにブルートゥースの骨伝導イヤホンマイク(両手が空く上に、骨伝導でこめかみから聞こえるので装着したまま聴診器もかけられるスグレモノ)を導入し、その上、音声入力でテキスト入れてるし、検索もめっちゃ早くなってるし!

 やはり、どんどん進歩していくんですね。

 こういう変化を受け入れる柔軟さをなくしたくないなあ。こういう新しいことや変化に追いつけなくなっていくと、おじさんなんでしょうね(って57歳が言うな!)。

 世の中もどんどん変わっていきます。牛さんの飼い方、治療の方法、いやもっと言うと産業構造や消費構造。時代に合わせて牛さんでの収益のあげ方も変わって行くのは当然のことです。

 僕が最近危惧しているのは、「縮小経済に移行して数年もたつのに、いまだに畜産は拡大経済モデルを追う人が多い」ということです。拡大経済モデルというのは、乱暴に言うと、「小規模ではじめて、成功したらそのやり方でどんどん増やせば儲かるよ」というやり方です。

 でも現在は、人口も減少、消費も縮小している縮小経済なので、へたに拡大すると大やけどを負うのではないかと心配しているのです。もっと簡単に言うと、「考えなしに増頭するのは大変危険だよ!」ということです。

 オリンピック後に景気がよくなったのはアトランタオリンピックの時だけですし、世界に目を向けて、景気の上昇している国を狙うか、東京の次のオリンピック開催国を狙うか、この国で富裕層を狙うか、いろいろやり方はあると思うのですが、まずは「売り」が大切である!ということだけは心にとめておきましょう。

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