2018年8月30日 カミさんと子供たちが何やらワイワイやっています。どうやら夏休みの宿題関係みたいです。見た感じ第四コーナーを曲がってラストスパートという感じですね。ちなみに小生は自分の仕事で一杯、一杯でそれどころではありません。自分が落馬しそうです。 「なんか今年はハエが少なかね~~~」 確かに、小生も往診を回っていると例年に比べて少ないような気がします。そこで注意して農場を観察してみると、確かにハエが非常に少ない!あくまでも「気がする」という漠然としたものですが、診療車の中に大量に入ってくる記憶もあまりないし、診療中も飼槽近辺に大量に発生している状況をそんなに見ていない気がします。 基本的には鹿児島ではハエは春先頃からポチポチ出始めて、気温が高くなるに従い、爆発的に増えてきます。そして冬が近づくと自然と少なくなり、冬になると全くいなくなります。寒くなってくると自然とハエの発生が減るということは意識の中にあったのですが、暑すぎてもハエが減ってくるということは非常に興味深いですね~。 イエバエの研究結果ですが、気温が33℃を超えると蛹化率の低下が始まり、37℃を超えるとさらに下がっていくという報告があります。また、33℃以上では生殖障害があらわれることから増殖率が悪化し始め、37℃をこえるとこちらもさらに悪化するといいます。やはり高温すぎるのも、ハエにとってはあまり良くないことのようですね。 そんなことを漠然と思っていたら、先日の新聞の見出しにこんなものがありました。 「今年の夏は虫少ない? 猛暑・大雨の影響も」 やはり世間様でも 「今年はあまり虫を見ない」 などの印象を持たれている方が沢山いるようです。 同じ新聞の記事の横には「熱中症か 患者4人死亡」との見出しもあります。 牛さんも人様も体調管理には十分気をつけなくてはいけませんね。 前の記事 第533話:戸数と頭数 | 次の記事 第535話:診断のむずかしさ |