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松本大策のコラム
シャモンダウイルス感染症疑いの子牛について(情報提供)

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2016年1月22日

管理獣医ネットからの情報提供です。
 
新年に入り奇形子牛が出ているようです。

頸部の屈曲や硬直,四肢の猫足や突球が主な症状みたいです。

脳に異常なく,哺乳も出来る子牛もいます。
 
 
黒牛は今朝(1/21日)生まれ 起立不能,哺乳もあり

頸部が異常に屈曲し,硬直も見られます。伸ばせますが直ぐ元に戻ります。

自然分娩です。予定より5日早いです。


 
 
乳牛の子牛は帝王切開で生ませ,すぐに死んでしまいましたが,

頚部屈曲,頚椎湾曲,四肢の関節湾曲が認められました。

これも5日早く,1/11日生まれです。

鹿児島県でも今このような子牛が散見されているみたいです。

原因はシャモンダウイルス(アルボウイルスの一種)の疑いがあり、牛異常産に関与していることが分かっていたそうです。

お産の難産等で帝王切開等になる可能性もありますので,注意して下さい。
 
 
2016年1月21日(木)管理獣医ネットより
 
 
続報 2016年1月22日(金)

一応シャモンダウイルスのPCR+とのことですがまだ奇形を生むかの再現性は出来ておりませんので,シャモンダウイルス疑いということでお願いします。

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