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「牛の解剖64: 腸 ~長い長い消化管~」

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2010年12月3日

 巨大な第一胃を始めとした4つの胃を抜けると、その次は腸につながります。腸は大きく「小腸」と「大腸」に分けられ、それぞれさらに「十二指腸」「空腸」「回腸」と「盲腸」「結腸」「直腸」に分けられます。

 腸 —— 小腸 —— 十二指腸
   |    ∟ 空腸
   |    ∟ 回腸
   |
    ∟ 大腸 —— 盲腸
         ∟ 結腸
         ∟ 直腸

 腸の長さは成牛では体長の20〜25倍もあって、大体35〜60m程になります。ヒトの腸(7〜9m、体長の約5倍)と比べて、いかに長いかが分かります。しかもそのほとんど全てが、体の右半分に納まっています。体の左半分は巨大な第一胃で占められているため、腸が入るスペースはほとんどありません。
 じゃぁ、そんな長い腸は何をしているのか、というと、大まかに言えば、胃から送られてきた食物をさらに消化し吸収することです。上で紹介した腸の場所ごとで、細かい違いや消化・吸収以外の特徴的な働きがありますので、次回以降、順に紹介していきたいと思います。

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