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蓮沼浩のコラム
第601話:オーストラリア肉牛産業事情視察 その7

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2020年1月16日

 今年の冬は異様に暖かいです。出張先でも本来雪が沢山あるはずのところに、全く雪がありませんでした。目に見える形でいろいろ環境の変化がでてきています。

 今回のオーストラリア視察の目的の一つに、「オーストラリアの牛肉を可能な限り食べる」というものがあります。今回から2回に分けて、小生が食べてきた牛肉等について、食レポをしてみようと思います。評価は5段階でつけてあります。食に関しては好みが大きく分かれますので、あくまでも小生の独断と偏見による判断になります。一つの意見として参考にしてみてくださいね!
 
 
 その1 ビーフ・ランプ・ステーキ
(ブリスベン:Gilhooleys Irish Pub & Restaurant)

 まずは到着したその日のお昼ご飯に、ブラック・アンガスのランプ・ステーキを食べました。ソースはマッシュルームソースです。焼き加減はミディアム・レア。小生のバカ舌では、肉の味があまりしませんでした。歯ごたえのある牛肉です。ただ、ゴムのような硬さではありません。しっかりと噛み切れます。そして少しパサパサしていました。マッシュルームソースに絡めて食べるととてもおいしいですね。和牛の肉とは全く違うものです。他の皆さんも全員とてもおいしそうに食べていました。ほぼ全員完食でした。料金は$17.50、日本円にて約1400円なり。

評価:★★★★


ブラックアンガスのランプ・ステーキ 非常においしいです。


RED BEEF いわゆる赤身肉というやつです。
 
 
 その2 ハラル料理
(ブリスベン:BBQ Tonight Halal Restaurant)

 初日の夜は、全員でハラル料理を食べにいきました。よく考えたら小生は今までに一度もハラル料理を食べたことがありません。今回が初めてです。興味津々です。イスラム教なのでアルコールは禁止。しかし、お店に持ち込みは可能なので全員が酒屋でお酒を買ってお店に行きます。この点はそこまで厳しくないのでちょっと安心しました。お店の入り口で店主の方が礼拝してました。さすがイスラム教です。徹底していますね。実はオーストラリアはイスラム教徒の多いインドネシアが隣国なので、結構ムスリムの方がいます。お客さんを見ると、外見だけの判断ですが、インドネシア出身の方が多いように感じました。食事はチキンと羊の肉がメインで牛肉はありませんでした。ちょっと残念。お肉はひき肉を固めたもので、香辛料がかなり効いておりスパイシーですね。ビールに結構あいます。カレーも何種類か出てきて、ナンにつけて食べます。どれもおいしいです。お米もあり、インディカ米。久しぶりに食べました。こちらもカレーにあいます。食後に独特の甘い雑炊がでてきました。今まで食べたことのない味です。ちょっと温くて甘ったるい感じがします。小生はおいしかったのですが、周りの反応をみてみると、そこまで評価は高くない印象でした。また、牛肉が食べられなかったのは残念。値段はコースでしたが不明です。

評価:★★★


ハラルのレストランです。お店の外では店主が礼拝していました!


かなりスパイスが効いています。ビールに良く合いますね~。


カレーは結構うまいです!


デザートの不思議な甘い味の雑炊。評価は割れました。
 
 
 その3 肉、野菜の入ったミートボールとソーセージのコンボ
(ノビー:Rudds Pub)

 翌日の昼食は牛肉のミートボールとソーセージになります。とにかくこの2品は加工食品なのに、かなり硬いです。ジューシーさは全くありません。ガシガシかじる感じです。フォークを差した瞬間に硬いと思いました。歯ごたえ抜群のミートボールとソーセージ。香辛料も結構効いています。口の中の水分が持って行かれます。もう少し柔らかさとジューシーさがあればいいなあと思いながら食べます。強烈だったのは一緒に盛り付けてあるニンジンやマッシュポテトやフライドポテトなど。とにかく量が多くて食べるのに難儀します。周りの方をみると、かなり残していました。小生は気迫で完食します。この頃から早くも全員に日本食が食べたそうな雰囲気が出始めます。小生も味噌汁とごはんを少し食べたくなります。結構食べきるのに難儀したので評価は低めになります。
$16.90、日本円にて約1300円なり。

評価:★★


肉料理以外が滅茶苦茶多いです。腹いっぱいになります!

今週の動画「 コアラとステーキ Koala and Steak. 」

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