2018年11月19日 またまたコラムのネタ切れ症候群を起こしてしまった松本です。 ついこの前まで「暑い暑い」とか、「肥育牛が熱射病で」、とか言っていたのに、いつの間にか、「今日は冷えるね」なんて挨拶するようになって、いつの間にか11月もはや下旬です。 年々日々の流れが速くなってきているようです。これって、ヒトは自分の知っている全時間の割合で、時間の流れを把握するからだそうですね。10歳の子供は、知っている全時間が10年ですから1年は全時間の1/10(1年=0.1)と長いのですが、60歳だと1年が全時間の1/60(1年=0.017)になって、10歳の子供と比べるとずいぶん短いと感じるそうです。 年はとりたくないなぁ(涙)。 この子は、ウサギより一回り大きいくらいのネズミの仲間、ヌートリアです(写真)。見つけた場所は、なんと大阪府のコンサル先!そりゃ、阿久根みたいなド田舎ならあり得ると思ったのですが、まさか大阪で出くわすとは。 1個体で生き延びられるわけはないので、すでに数匹はこのあたりで繁殖しているのでしょうね。リクエストしたら足の水かきまで見せてくれたのでなかなかかわいいのいですが、本来は、こんなとこにいちゃダメだよ!ってやつですよね。 さてテーマには「恐怖の」とつけてありますが、ヌートリアのような大きな動物が繁殖しているということは、もっと小さいやつはどんどん入ってくる可能性がある、ということで注意しておかなければならないでしょう。まあ、ヌートリアとか石垣島のクジャクとかは、人間が持ち込んで野に放してしまったのでしょうが(危ないやつではカミツキガメなんかも繁殖していますよね)、荷物に紛れて侵入するやつにも気をつけなければなりません。昨年話題になった「ヒアリ」とか「セアカゴケグモ」など、本当に注意しないと、いずれ日本の定住動物になってしまいます。 これらは、業者や動物検疫の方に任せるとしても、私たち一人一人も海外旅行に行ったときに持ち込まないように注意しなければならないのが、「バイ菌」です。以前SARSが問題になりましたが、依然として口蹄疫やアフリカ豚コレラ、鳥インフルエンザ、などのバイ菌を持ち込むリスクはありますから、1,畜産関係者で渡航した人は、必ず動物検疫に立ち寄る。2,海外での衣服と靴は、帰国時に動物検疫で着替える。3,渡航先の出国時には消毒を心がける、等の注意を払いましょう。特に、畜産関係者が視察などで渡航した場合は、必ず動物検疫所への報告が家畜伝染病予防法で定められています。 前の記事 最近驚いたこと | 次の記事 今年も天文塾の季節になりました。 |